白内障手術について皆様からよくいただくご質問に

『多焦点レンズ、3焦点レンズでどれが一番よいですか?』

があります。

 

『どの距離もよく見える、という完璧な多焦点レンズは存在しませんし、皆様の生活スタイルによって最適なレンズも変わりますので、どれが一番良いとは一概には言いにくいです。ただ、比較的近くの見え方を重視する日本人には、Alcon社の「PanOptix(パンオプティクス)」が最も良いかもしれません。とお答えしています。

 

 

多焦点レンズはどの距離もよく見える完璧なレンズではありませんし、1箇所の鮮明度を最優先に考えられる方には向かないかもしれませんが、どの距離もある程度見え、『眼鏡を使わない生活』を最優先に考えられる方には素晴らしい眼内レンズだと考えています。

 

その多焦点レンズにも様々種類がありますが、最先端は3焦点レンズ焦点深度拡張レンズ、およびその組み合わせになるかと思います。その中でもどれが良いか…というご質問もごもっともかと思いますが、私自身が見え方を経験しておりませんし、同じレンズを入れても皆様の感じ方が異なりますので、お答えするのに難しい質問です。ただ、比較的近くの見え方を重要視する日本人にとっては、近方の見え方に強くバランスの良いAlcon社の『PanOptix(パンオプティクス)』が良い印象です。

 

先日の2020年日本白内障屈折矯正手術学会においても、関東で恐らく最も多焦点眼内レンズを使用されている先生の1人であるA先生の講演で、『遠方、近方、中間の視力の数値、およびそれぞれの見え方の満足度を多焦点レンズ6種類で比較したところ、総合評価でPanOptixが最も良いと考えられる』とお話されていました。

 

さらにこのPanOptixは日本で認可されており、レンズの発注から到着まで数日と、それほど待つことなく手術が可能となります。現時点で他の3焦点レンズは未認可であり、レンズの発注から到着まで1~2ヶ月を要し、手術を決断されてから実際の手術までかなりの時間がかかってしまいます。

 

もちろん、様々な多焦点レンズにはそれぞれの特徴があり、その方の生活スタイルに応じた最適なレンズをお話の上で決めていくことになります。さらに、多焦点レンズならではのデメリットの可能性もありますので、単焦点レンズもその候補に考えていく必要はあります。

 

※『PanOptix(パンオプティクス)』について

https://miyazakiganka.net/news/432/

 

 

白内障および白内障手術については、当院ホームページの各項目や、『院長ブログ』に『よくあるご質問』としてまとめさせていただいております。また『福岡白内障専門サイト』に動画を交えてご案内もさせていただいております。個別のご相談がございましたら、ホームページの『お問い合わせ』からメールを頂けましたら、数日以内に回答させていただきます。ご来院・受診していただけますと、目の状態も含め、直接お話させていただきたいと思います。

 

 

※『白内障手術についてよくあるご質問』: 

https://miyazakiganka.net/blog/blog-doctor/661/

※『福岡白内障専門サイト』: 

https://miyazakiganka.net/news/501/

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