見え方の質に優れた多焦点レンズ『Vivity』
VivityはアメリカのAlcon社製のレンズです。シンプルな波面制御テクノロジー『DLUテクノロジー(Dynamic light utilization technology)』により、遠方から比較的近方まで良好な視力が得られます。非回折型であり多焦点レンズのデメリットである『ハロー・グレア』がほぼありません。また光エネルギーのロスがないため、単焦点レンズとほぼ同等のコントラストが得られ、質の低下のない良質な視界を得ることが可能です。一言でいえば、『見え方の質が素晴らしい多焦点レンズ』と言えます。
【特徴】
①単焦点とほぼ同等の、高いコントラスト感度(高い鮮明度)
②多焦点レンズ特有の『ハロー・グレア』がほぼ無く、良質な視界が得られる
③優れた遠方と中間、実用的近方視力を提供(多くを裸眼で過ごせる)
多焦点レンズのデメリットであった『ハロー・グレア』がほぼ無く、単焦点とほぼ同等なコントラストを有することから、これまでの多焦点のデメリットを克服した『良質な見え方』を追求したレンズと言えます。このため、緑内障や黄斑疾患などの病気がある眼に対しても手術可能となります。さらに厚生労働省で認可されており、選定療養のシステムで自由診療に比較して、費用を抑えることができます。ただ、他の多焦点レンズと比較して、やや近方の見え方が弱いため、状況に応じて老眼鏡などが必要になることはあり得ます。皆様の生活スタイルや視覚の要求度などにより最適の眼内レンズをご提案できればと考えています。
【費用】選定療養
片目: 1割負担:約33万円、 3割負担:約36万円
【レンズ仕様】
先行する波面と遅延する波面が同時に協調的に働くことで、連続的に焦点を拡張する独自の技術(波面制御 X-WAVE™ テクノロジー )により、連続した拡張された焦点を作り出し、広範囲の良好な視力を実現。
【良好な遠方、中間、および実用的近方視力の実現】
【ハロー(光の見え方)の比較】
グレアハローは単焦点レンズと同程度まで軽減されています。
【これまで多焦点レンズの適応外の方にも適応】
【メーカー説明動画】
白内障および白内障手術については、当院ホームページの各項目や、『院長ブログ』に『よくあるご質問』としてまとめさせていただいております。また『福岡白内障専門サイト』に動画を交えてご案内もさせていただいております。個別のご相談がございましたら、ホームページの『お問い合わせ』からメールを頂けましたら、数日以内に回答させていただきます。ご来院・受診していただけますと、目の状態も含め、直接お話させていただきたいと思います。
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