世界初の5焦点眼内レンズ『Intensity(インテンシティ)』

 

IntensityはイスラエルのHanita_Lenses社製のレンズです。ヨーロッパCEマーク(すべてのEU加盟国の基準を満たす商品に付けられるマーク)を取得、最新の独自の光学技術『DLUテクノロジー(Dynamic light utilization technology)』で従来の回折型2焦点や3焦点より光効率が最大化し、遠方・遠中(133cm)・中間(80cm)・中近(60cm)・近方(40cm)の5ヶ所に焦点が合うレンズです。最適化された光エネルギー配分により光エネルギーのロスが6.5%と他レンズに比べ少なく、効率よく眼内に光を取り入れることが可能となります。さらに瞳孔径に応じて最適な配分になるように作られています。また、レンズ構造上グレア・ハローの影響も少ないことも大きな特徴の1つと言えます。

 

【特徴】

①光効率の最大化による新世代多焦点眼内レンズ(遠方・遠中・中間・近中・近方の計5焦点)

②全距離(遠方~40cm)において視力の落ち込みが少なく、日常の多くの活動をカバーする

③光の見え方の不具合(ハロー・グレア)が少ない

 

『焦点を多くした方が良い』という訳では決してありませんが、日常生活においてあらゆる距離を見たい方には現時点では最適の最新型多焦点眼内レンズになるかと思います。ただし、このレンズは日本で認可されておらず自由診療で高額となること、また多焦点レンズ特有のデメリット(合わない可能性、光の見え方の不具合、コントラスト感度低下など)は存在しますので、皆様の生活スタイルや視覚の要求度などにより最適の眼内レンズをご提案できればと考えています。

 

【費用】自由診療

片目:60万円(乱視用:65万円)(術前検査・術後3ヶ月までの検査・薬費用を含む)

※片目につき5万円の『輸送諸費用』が別途発生します(キャンセル不可)

※個人輸入のため、発注から納入まで1~2ヶ月要します

 

【レンズ仕様】

フーリエ変換に基づき計算された回折構造であり、従来の回折型2焦点や3焦点眼内レンズでは使用出来なかった部分を使用可能にした、Hanita社独自のアルゴリズムです。(今まで眼科領域で使用されたことのない特許のアルゴリズム)

 

【光エネルギー配分(瞳孔径3mm)】

 

【MTF(Modulation Transfer Function)曲線】

レンズ性能を評価する指標のひとつで、コントラストをどの程度忠実に再現できるかを示したものです。

 

【光効率】

最新の特許に基づいた独自のアルゴリズムによるフーリエ変換で計算された回折構造をもつため、下図のように従来のレンズにないほどの光エネルギーの損失(エネルギーロス)が低下しています。

 

【ハロー(光の見え方)の比較】

ハローは存在しますが、これまでの回折型3焦点と比較してやや良好な印象です。

 

【見え方シュミレーション(他社製品との比較)(瞳孔径3mm)】

あくまでシュミレーションですが、他3焦点レンズと比較して多くの距離で遜色ない、特に近方はやや良好な印象です。ただ、どのレンズもすべての距離を鮮明に見ることは出来ないことも示されています。

 

白内障および白内障手術については、当院ホームページの各項目や、『院長ブログ』に『よくあるご質問』としてまとめさせていただいております。また『福岡白内障専門サイト』に動画を交えてご案内もさせていただいております。個別のご相談がございましたら、ホームページの『お問い合わせ』からメールを頂けましたら、数日以内に回答させていただきます。ご来院・受診していただけますと、目の状態も含め、直接お話させていただきたいと思います。

 

 

※『白内障手術についてよくあるご質問』: 

https://miyazakiganka.net/news/679/

※『福岡白内障専門サイト』: 

https://miyazakiganka.net/news/501/

※『みやざき眼科 お問い合わせフォーム』

https://miyazakiganka.net/contact/