糖尿病の目の合併症である『糖尿病網膜症』は現在中途失明原因第2位の重篤な疾患です。そのため、糖尿病をお持ちの方は状態に応じて定期的な目の検査が非常に重要になります。

 

ただ、糖尿病の目の検査は従来『散瞳剤』点眼を使用して、瞳孔を開く必要がありました。このため

①『瞳孔を開く点眼』をした後瞳孔が開くまで、20~30分待たなければならない

②瞳孔を開いた後は4~5時間見えにくくなるため、車で来院できず、検査後も見えにくくて困る

ことから、なかなか目の検査にお越しいただきにくい状況でした。

 

そこで当院では、瞳孔を開かなくても糖尿病の眼底検査が可能な、ニコンヘルスケアジャパン株式会社の超広角走査型レーザー検眼鏡『Daytona』を用意しております。この機器により

①車で来院可能

②検査時間が短縮(瞳孔を開く必要がない)

③検査後も通常通りの見え方

 

が可能で、糖尿病の目の検査にもお越しいただきやすい環境を整えました。平素よりお車で移動される方、お時間がなかなか無い方、検査後の見えにくさがお困りだった方々にとても喜ばれております。皆さんのお役に立てましたらとても嬉しいです。

 

院長 宮﨑勝徳