白内障手術について皆様からよくいただくご質問に

『「テクニス アイハンス」というレンズはどうですか?』

があります。

 

『単焦点レンズと同等の鮮明度があり、単焦点よりも中間距離の見え方が良いレンズです。近方は老眼鏡が必要になります。とお答えしています。

 

テクニスアイハンス(TECNIS EYHANCE)は次世代型の単焦点レンズで、単焦点レンズの鮮明度を維持しながら、中間距離程度もある程度良好な視力を提供することができます。単焦点レンズよりもやや見える距離が広いレンズと言えます。ただし、近方はほぼ老眼鏡が必要になります。

 

レンズの中心約2.0mmに+0.50Dのなだらかな加入部分を設けることで、遠方から中間距離まで見える範囲を広げる事が出来るレンズです。単焦点レンズのいいところは残しつつ、見える範囲を広げる事が出来るレンズといえるでしょう。

 

【テクニスアイハンスの特徴】

①単焦点レンズに比較して、中間距離の視力が良好

②単焦点と同等の高いコントラスト感度

③単焦点レンズと同じ費用負担(1割負担:1万5千円程度、3割負担:4万5千円程度)

④近方は単焦点同様老眼鏡が必要

 

 

単焦点レンズ(黒線)と比較して、TECNIS EYHANCEはなだらかなデフォーカスカーブを示し、中間距離の見え方が単焦点よりも良好であることが示されています。

 

高次の非球面構造で、遠方視力を維持した上で、なだらかな焦点深度曲線を示し、眼全体の球面収差をほぼゼロに抑えながらレンズ中心部分で連続的にパワーを増加させています。

 

瞳孔径が拡大する薄暗い環境下でも、高いコントラスト感度を維持します。

 

単焦点レンズが最も鮮明度が高いのは大前提ですが、遠方にピントが合うようにレンズを選択した場合、手元を見るには老眼鏡が必要な上で、少しでも中間距離の見え方を良くしたい方におすすめです。

 

 

白内障および白内障手術については、当院ホームページの各項目や、『院長ブログ』に『よくあるご質問』としてまとめさせていただいております。また『福岡白内障専門サイト』に動画を交えてご案内もさせていただいております。個別のご相談がございましたら、ホームページの『お問い合わせ』からメールを頂けましたら、数日以内に回答させていただきます。ご来院・受診していただけますと、目の状態も含め、直接お話させていただきたいと思います。

 

 

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