比較的頻度の高い病態の一つに『飛蚊症』があります。今回は『飛蚊症(硝子体混濁)』の病態とその手術についてお話します。

 

基本的には

①急に増えた飛蚊症は、網膜剥離など悪い疾患の可能性があり、迅速な眼科受診をお勧めします

②消退しない『飛蚊症』は、お困りでしたら手術が可能です

ということになります。

 

 

【飛蚊症(硝子体混濁)とは】

飛蚊症とは、病気の名前ではなくて、『症状』の名前です。『蚊が飛んでいるように見える』状態のことで、基本的には目の中の空間(硝子体)に線維性組織や細胞成分などの何らかの濁りが存在し、その影が見えている状態です。

 

急に出現した飛蚊症の一部には『裂孔原性網膜剥離』等の悪い疾患から生じる場合があり、迅速な眼科受診をお勧めします。飛蚊症の多くは生理的飛蚊症と言われる、悪い病気や異常からではない飛蚊症になります。比較的大きな飛蚊症の場合、後部硝子体剥離という目の中の加齢変化で「輪のような、たばこの煙のような」見え方を生じる、ワイスリング(weiss ring)が見えている可能性があります。

 

この飛蚊症の原因となる目の中の濁りが、比較的大きかったり、網膜の中心部に近い場所に存在すると、見え方を邪魔したり、気になってストレスになることがあります。悪いものではないですが、お困りでしたら手術が可能です。

 

 

 

【左:飛蚊症の見え方の種類  右:飛蚊症の病態(目の断面図)】

目の中(硝子体)の濁りにより様々な飛蚊症の見え方を生じます。

 

 

【実際の手術(硝子体手術)】

◆手術時間は10-15分程度です

◆局所麻酔で、手術中に痛みを感じることはほとんどありません

◆日帰りで可能で、翌日からお仕事も可能です

 

手術は『硝子体手術』です。目の中の濁りと硝子体(ゼリー)を除去します。飛躍的に進歩した最新の手術機器・器具により合併症もほとんど無くなり、比較的安心して受けていただける手術となっています。

 

 

【術後の経過と視力予後】

術直後は麻酔が切れると目のゴロゴロや軽い痛みは感じますが、多くは数日で症状は軽減します。翌日からお仕事をしていただいても大丈夫です。

 

 

ご質問等ございましたら、『お問い合わせフォーム』からメールをいただきましたら数日中にお返事させていただきます。また受診されましたら、ご自身の病状も含めて詳しくお話させていただきます。お気軽にご相談ください。また硝子体手術に関する方法や費用などについては、『日帰り硝子体手術』にてご確認できますので、そちらもご利用下さい。

 

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【日帰り硝子体手術】

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