白内障手術について皆様からよくいただくご質問に

『多焦点眼内レンズは、日本で認可されているものと、認可されていないものがありますが、どう違いますか?』

があります。

 

『日本で認可されているレンズは、日本国内で治験がなされ厚生労働省の薬事承認を受けています。そのため日本人において有効性や安全性が確認されたレンズと言えます。また認可されているため国内在庫があり、発注から到着まで1-2日程度と迅速に手術が行えます。さらに、一般的には自由診療で40-60万円程度の費用がかかりますが、認可された多焦点レンズは選定療養の対象となり、比較的費用が抑えられます。とお答えしています。

 

多焦点眼内レンズは、いくつかの国やメーカーで開発されており、その構造や特性が異なります。そのうち、一部が日本で認可されている状態です。認可されているレンズと、非認可のレンズの違いを下に示します。

 

【日本で認可されているレンズについて】

①日本国内で治験がなされており、日本人において有効性や安全性が確認されている

②国内で取扱が可能で在庫があるため、発注から数日で到着し、迅速に手術が行える

③選定療養の対象となり、保険が効くことで、費用を抑えられる

④手術のキャンセルなどにも対応可能

➄認可されているレンズは一部であり、数が少ない

 

【非認可のレンズについて】

①非認可のレンズを含めると、レンズの選択肢の幅が広がる

②代理店を通して個人で発注するため、発注から到着まで1-2ヶ月かかる

③自由診療であり、費用が高額となる

③一部発注後キャンセルができない場合がある

④日本国内での治験がなされていない

 

 

以前は認可されていない多焦点眼内レンズが、認可されているレンズよりも高性能なものもあったため、非認可のレンズを個人発注することがある程度ありました。しかし、最近では日本で認可されたレンズも高性能なものとなり、選定療養の対象で費用も抑えられることから、わざわざ時間もかかりキャンセルもしにくい非認可のレンズを選ばなくても良くなってきています。

 

現在、全く眼鏡などを使わないであらゆる距離が見えるようにする多焦点レンズで、日本で認可されているレンズは2つあります。Alcon社製『PanOptix(パンオプティクス)』AMO社製『TECNIS Synergy(テクニス シナジー)』です。どちらも非常に高性能の多焦点眼内レンズとなっています。

 

「眼鏡からできるだけ開放される」ための多焦点レンズですが、多焦点レンズなりのデメリットもわずかに存在しますので、皆様の生活スタイルに合わせてお話させていただいた上で、最適な眼内レンズを提案させていただきたいと思っています。どうぞご相談ください。

 

 

白内障および白内障手術については、当院ホームページの各項目や、『院長ブログ』に『よくあるご質問』としてまとめさせていただいております。また『福岡白内障専門サイト』に動画を交えてご案内もさせていただいております。個別のご相談がございましたら、ホームページの『お問い合わせ』からメールを頂けましたら、数日以内に回答させていただきます。ご来院・受診していただけますと、目の状態も含め、直接お話させていただきたいと思います。

 

 

※『白内障手術についてよくあるご質問』: 

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