白内障手術について皆様からよくいただくご質問に

『ハロー・グレアとはどういう見え方ですか?』

があります。

 

『ハロー・グレアとは、白内障手術後に特に夜間の光の見え方に生じる不具合のことです。単焦点レンズでも生じる可能性はありますが、多焦点レンズの方がその仕組み上感じる方が多い印象です。時間とともに感じなくなることもありますが、術後早期に夜間の運転などをよくされる方は少し注意が必要です。とお答えしています。

 

白内障手術後に起こる可能性がある症状として、「ハロー・グレア」があります。ハロー・グレアとは、白内障の手術で眼内レンズを挿入したことで感じる特に夜間の光に対する見え方の不具合のことです。光がにじんで広がり、光の周りにリング状のもやがかかったように見える現象を「ハロー現象」、光がぎらついたり伸びたりして、まぶしく見える現象を「グレア現象」といいます。単焦点レンズでも生じる可能性はありますが、その構造上多焦点レンズでやや多く感じる印象です。

 

【光の見え方のイメージ図】

 

通常ですと、時間の経過とともに個人差はありますが数ヶ月程度で症状が軽快しますし、症状が続いても慣れて気にならなくなる人がほとんどです。ただし、術後早期に夜間に運転を多くされる方には、対向車の光や街灯などの見え方で少しお困りになるかもしれません。

 

私の経験上、多焦点レンズを入れたからと言って「ハロー・グレア」でかなりお困りになる方はほとんどいませんでした。白内障による水晶体の混濁によってそのような見え方を既にされていることも多いですし、最近では多焦点レンズでもハロー・グレアを極力抑えたレンズも登場しています。

 

【夜間運転での光の見え方のイメージ図(右がグレア・ハロー)】

 

 

白内障および白内障手術については、当院ホームページの各項目や、『院長ブログ』に『よくあるご質問』としてまとめさせていただいております。また『福岡白内障専門サイト』に動画を交えてご案内もさせていただいております。個別のご相談がございましたら、ホームページの『お問い合わせ』からメールを頂けましたら、数日以内に回答させていただきます。ご来院・受診していただけますと、目の状態も含め、直接お話させていただきたいと思います。

 

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