白内障手術について皆様からよくいただくご質問に

『白内障手術で、先生ならどの眼内レンズを選びますか?』

があります。

 

『それぞれの生活スタイルにもよりますので、難しい質問ですが…。私の今の年齢ですと、「単焦点レンズ」を選びます。皆様の手術を執刀するのに、1か所を100%の最高の鮮明度で見たいからです。

 

私が60歳を超えて手術をしなくなると、「多焦点レンズ」も検討します。ただ、私はたまに眼鏡をかけても良いので、現在あるレンズでしたら、単焦点レンズ、または2焦点レンズ(レンティスコンフォート)を考えます。

 

ただし、全く眼鏡などを使わないことを目指されるのであれば、5焦点レンズ(インテンシティ)や、3焦点レンズ(テクニスシナジーやパンオプティクス)を検討しなければなりません。とお答えしています。

 

単焦点レンズは、1か所にはピントがよく合い鮮明に良く見えますが、そこから離れると少しずつぼやけてきて、眼鏡が必要となることが多いです。遠くが見えると、近くがぼやけて老眼鏡が必要になる…イメージです。

 

多焦点レンズは、複数の焦点があることで、遠くから近くまである程度見え、眼鏡を使わない生活を目指したレンズです。眼鏡を掛けなくてよい生活はとても素晴らしいですが、多焦点レンズには単焦点レンズに比べて逆に少し劣る点があります。

 

①1か所の鮮明度は単焦点にやや劣る(多焦点レンズは光を分けて見るため)

②多焦点レンズが合わない場合がある

③光の見え方が輪がかかって見えたり、滲んだりする(グレア・ハロー現象など)

 

ただし、上記を踏まえて、多焦点レンズは非常に多くの方が満足されておりますので、上記の点を感じる方は少しだと思われます。

 

今の私の年齢ですと、皆様の手術を100%の鮮明度で執刀したいので、「単焦点レンズ」を選びます。ただ、手術をしなくなると多焦点レンズも考えますが、私はたまに眼鏡を使用しても良いので、「単焦点レンズ」「2焦点レンズ」で十分です。

 

ただ、全く眼鏡などを使わないことを目指すのであれば、自由診療の5焦点眼内レンズ『Intensity(インテンシティ)』や、選定療養の『Clareon PanOptix(クラレオン・パンオプティクス)』『TECNIS Synergy(テクニス・シナジー)』がいいのではないかと考えています。

 

多焦点レンズは多くの種類がありますが、保険で認められている2焦点レンズは3割負担で4万5千円程度、日本で認可された多焦点レンズは選定療養で総額30-36万円程度、日本で認められていないレンズは自由診療50-60万円程度となります。

 

 

白内障および白内障手術については、当院ホームページの各項目や、『院長ブログ』に『よくあるご質問』としてまとめさせていただいております。また『福岡白内障専門サイト』に動画を交えてご案内もさせていただいております。個別のご相談がございましたら、ホームページの『お問い合わせ』からメールを頂けましたら、数日以内に回答させていただきます。ご来院・受診していただけますと、目の状態も含め、直接お話させていただきたいと思います。

 

 

※『白内障手術についてよくあるご質問』: 

https://miyazakiganka.net/news/679/

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