白内障手術について皆様からよくいただくご質問に
『併発症(危険性)には何がありますか?』
があります。
『併発症にはいくつか可能性があります。ただ、極めて稀なものや予想外のものもあり、すべての可能性を言い尽くすことはできません。』とお答えしています。
白内障手術は、近年の技術革新によりほぼ安全な手術になってきました。しかしながら、100%安全とは言えず、身体(目)に外科的侵襲を伴う以上、手術が成功しても、何か起こり得るのです。
白内障手術における起こり得る併発症には主に以下のものがあります。
①出血(駆逐性出血・前房出血など)
②眼内炎(細菌性・無菌性など)
③水晶体嚢・支持組織脆弱
④破嚢・水晶体核落下
⑤角膜障害・ドライアイ
⑥網膜剥離・脈絡膜剥離
⑦度数ズレ・惹起乱視
⑦眼圧上昇
⑧黄斑浮腫
⑨後発白内障
⑩乱視用レンズ回旋
⑪眼瞼下垂・眼瞼腫脹
その他、ご自身が感じる症状として
⑫異物感・痛み
⑬充血
⑭羞明・光視症
⑮複視
⑯視野異常
などがあります。併発症については、これで全てを言い尽くしているわけではありません。人体は同じではないため、どのような手術でも危険性を伴う可能性があり、術後に再手術や処置の必要性、視力が下がる可能性があります。医療・手術は本質的に不確実・不確定なものだからです。
もちろん、併発症の可能性は低いのですが、以上のことを踏まえて、その可能性を承諾して手術を受けていただく必要があります。
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白内障および白内障手術については、当院ホームページの各項目や、『院長ブログ』に『よくあるご質問』としてまとめさせていただいております。また『福岡白内障専門サイト』に動画を交えてご案内もさせていただいております。個別のご相談がございましたら、ホームページの『お問い合わせ』からメールを頂けましたら、数日以内に回答させていただきます。ご来院・受診していただけますと、目の状態も含め、直接お話させていただきたいと思います。
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